いつだって俺は君を護りたい…
それがどんな形であろうと…
俺はいとわない…
君を護るためなら…
俺は目を覚ました。
目の前にはうさが倒れている…
確か…
うさを受け入れて倒れたはず…
傷を確認するが塞がれている。
なぜ…?
「ん……う…ん」
うさが目を覚ました。
「うさ……うさ…大丈夫か?」
うさは虚ろな瞳で俺を見つめた。
いつもの透き通った瞳だ。
もう操られてはいないようだ…。
俺はそっと胸を撫で下ろす。
「大丈夫か?」
俺は再度問いかけた。
うさは少し怪訝そうな顔で見つめてくる。
操られていた後遺症なのだろうか…
きっと頭が少しまわらないんだろう。
「疲れてるだろ?帰ろうか。」
俺はそういって君に手を差し出した。
「だ、大丈夫ですっ…私、一人で帰れますっ」
いつもと違う口調に不安を覚える…
「うさ…どうしたんだ?」
「あの……どちら様ですか…?私…どこかでお会いししましたっけ?」
俺は硬いもので殴られたかのような、そんな衝撃をうけた…
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