仲間が倒れていく。
みんなはもう限界なんだ。
もう力が残ってない。
だけど…
あたしの中に…
みんなのくれた力が…
残ってる…
今この世界を救えるのは…
あたししかいない…
あたしが…
みんなの力とともに…
たいあたりする…
あたしの心はもう決まっていた。
何もおそれることなんてない。
みんなを、この世界を守る方法はこれしかないんだから…
聖杯をかかえる。
衛とちびうさとあたしがつくったモノ。
ケンカしてたけど…
ちびうさのおかげでまもちゃんとあたし仲直りできたよね…
こんな幼いあたしでごめんなさい。
この次生まれ変わることができるなら…
またあなたに逢いたい。
今度は…
戦いなどなく…
まもちゃんとみんなで…
幸せに暮らしていきたい…。
そんな想いをこめながら衛をみつめる。
あなたは怪訝そうな顔で見つめてくる。
できるだけ心配かけないように…
あたしが泣きそうにならないように…
笑顔をつくってみた。
もうあなたと一緒にいることができないのね…
さようなら
おちていくとき…
まもちゃんの声が聞こえた気がした…
ありがとう
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原作10巻のうさぎが敵に体当たりしていくときの心情を書いてみました。
うさぎsideです。
衛sideも書く予定です。
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